2016年6月29日水曜日

関東理工系レガッタOBレース


平成28年(2016)6月5日
場所: 戸田オリンピックコース
天候: 曇り

OBレースはエイトとシングルスカルの2種目で行なわれました。

エイトは五大学の時とは打って変わって対抗戦にふさわしい漕ぎを見せることができました。2位のペンタローイングとは500mでは並んでいたものの、そこからの200mで離されて、最後まで差を詰め切れなかったという展開でした。年齢ハンデを含めれば1位であると言えるかもしれませんが、やはり体力アップをはかって後半の失速をなくす努力が必要なようです。

スカルは6杯レースです。碧水会からは4杯が出場し、あたかもクラブ内対抗戦の様相を呈しました。しかしながら戦績は櫂朋会(理科大)の座光寺さんの連破を許す結果となりました。

優勝は逃したものの、打上げは楽しい人ばかりで大変な盛り上がりでした。しかもこんなオマケまでつきました。碧水会RC主将の高橋さんは帰り際に、PENTAの関野さんが同じマンションの住人であることを知り一緒に仲良く帰ったとのことです。 


8+ 1000m動画〕

1X 1000m動画〕

〔 エントリー記録 〕

8+ 1000m



碧水会クルー
C吉田新一S44 S野村祐造H03 7小林良夫S52 6沼尻光一郎H04
5芦澤正洋H02 4小寺浩二S60 3中平法生S57 2高橋康夫S52 B高島洋一S56 






 

1X 1000m






 



8+ 観戦者の声〕荒川裕明
 工科系レガッタのエイトは岸からビデオ撮影を行いながら見学させてもらい、感激しました。昨年の映像と比較してみて下さい、違いは一目瞭然です。エイトはバランスし、オールが揃って進む、これが今回出来たと思います。
 突然、なんでこんなに変貌したのか、体力や技術ってそんなに急に変わらないですから、今回沼尻さんが乗った功績は大きいと感じます。
 もっとも沼尻さんは昨年も乗っており、小寺さんが今年乗った、と本人は言っておりますが、いずれにしろ構成員によるところ大と感じました岸から応援していて、このエイトの一員で漕ぎたい、と思ったものです。シートレースやエルゴで是非OB対抗エイトのメンバーの選抜に参加させて下さい。もうじきペアの練習が可能となりそうですから、技術評価は結構進むと思います。
 体力は勿論有った方がいいですが、OBエイトに関しては、バランスし、オールを合わせる、のみで飛躍的にタイムが伸びそうです。エルゴで10秒速くなる努力と、オールを合わせる努力とどっちが楽か? などと考えてしまいます。

1X 参加者の声-1松村治夫S47
 スタート直前のレースプランは、各艇のウォーミングアップの漕ぎとスタート練習を見て、スタ力10本で半艇身、20本で1艇身リードとした後、裏 表のあるレート30の漕ぎで3艇身以上リードしてゴールに入ることを想定していました。
 現実は、スタート1本目にバウサイドのオールがスッポ抜けて止まるとともに艇が曲がり、建て直しの反動で3本目のストサイのオールも抜けて艇がま た止まりました。その後の2本で向きを立て直したものの、計5本のストロークの間に最下位で両側の5艇に半艇身から1艇身以上出られてしまいました。オールがスッポ抜けた時はそのまま沈するかと思ったほどで、生まれて初めての貴重な経験をしました。
 各艇に出られてしまったことから、レートを上げてトップに並ぶしかないと思って、3本付け10本のスタートで艇速を上げ、さらにスタ力10本を2 回繰り返して、レートを維持しながらもトップスピードに上げてきました。300m付近で両側の4艇が視野に入るようになってきたため、息切れを押 さえようとピッチを落として大きく漕ぎながら心拍数が戻るのを待ちました。このときに艇速も少し落ちたようで500mまでに座光寺さんに出られたようです。中央の中島さんも落ちてきたので、まずは碧水会の3人を片付けようと、レートを上げた結果、荒川さんと並ぶ所まできました。700mか らは計3回の10本スパートを入れてトップに追いつくつもりでしたが、出ている座光寺さんが隣のレーンで良く見えなかったため、碧水会の3艇を リードするだけの軽い中途半端なスパートに終わってしまい、その後の2回のスパートも中途半端な形でゴールしてしまいました。
 今回はとくに強蹴りをしなかったことから、脚力の疲労感はほとんどなく、ゴール後もすぐ漕ぎ始めることができました。レースでの体力消耗が不完全燃焼に終わったため、通常練習と同じくエルゴでの補強運動(腹筋250本)をしてから上がりました。
 以上、経過報告ですが、次回はもっと力が出せるように練習を積んでいきたいと思っています。碧水会の皆さんには、今回のレース結果が2位に終わって優勝できず、ご期待に添えなかったことをご容赦下さい。

1X 参加者の声-2荒川裕明S52
 シングルでのレースは、学生時代からスカラーとして神様のような存在だった松村先輩と隣のレーンで競う事が出来た、という事でうれしい限りでした。
 レース前の松村さんのスタート練習で、トップがぐっぐっと沈み加速するダイナミックな漕ぎを見た時、これはレベルが違う、マスターズではない、付いていったら潰される、と感じました。ところがレース本番、松村さんのスタートが遅かった(この時私は松村さんがスタートを失敗したとは思わなかった)ので、力を抑えていると考えました。
 小寺さんが飛び出したのは想定内、いつか落ちるはず、スタートを抑える座光寺さんは想定通り少し遅れている(ここでも私は中島さんと座光寺さんを勘違いした)。
 なので400mで小寺さんを抜いた時自分が松村さんを半艇身リードし、1位だと勘違いしていましたが、漕ぎ自体は良く力み過ぎてはいなかったと思います。しかし、500mがやけに長い。そう、突っ込み過ぎでしたね、いま思うと。やはり小寺さんに引っ張られたかな。
 600mで座光寺さんにしては遅すぎる、と思ったとき、そうだ座光寺さんはスタートから先行されたんだと気が付くとともに、松村さんが迫ってきます。
 そう、彼はスタートから充分抑えていたはずだから、いつか抜かれる、そう思うと急に焦りだし、バラ ンスが崩れ、さらには足に乳酸がたまり始めたのです。足が動かない! 750mまではうまく漕げていたのに、ばらばらな漕ぎに。900mで松村さんに並ばれ、置いて行かれました。情けない。根性なし。
 しかし、仕方ないですね、実力通りだし。レース後スタート失敗と知ってあらためて松村さんの偉大さを実感。とりあえず目標の4分30秒は切れましたが、小さいレースでもあと10秒、500mではあと5秒縮めないと優勝には届かない。
 厳しい、厳しい、がんばり過ぎないで、諦めないですね。