2019年7月12日金曜日

「海の森水上競技場」完成記念レガッタ

令和元年(2019)6月16日(日)
場所:海の森水上競技場



東京港の東の玄関口である東京ゲートブリッジは、恐竜が向かい合っているような特異な形状をしていることから恐竜橋とも呼ばれています。その西側の恐竜の尾がまっすぐ伸びるのとちょうど並行するように「海の森水上競技場」が完成しました。世界にも類を見ない、大都会のウォーターフロントの国際水準の競技コースです。




616日は「海の森水上競技場」の完成を祝って記念レガッタが開催され、碧水会からは500mマスターズM8+500m大学M8+に出場することになりました。とくに現役にとっては、英国から招かれたオックスフォード大学およびケンブリッジ大学のそれぞれのOBクルーと対戦できるという絶好のチャンス到来です。

以下、大会前準備の模様も含めて報告します。


◆大会前準備(6月13日)
碧水会はオックスフォード・クルーが使用する艇の組み立ておよび試乗を担当しました。艇は早大が提供した北斗星Ⅱです。


試乗を終えて水漏れのないことを確認した後は、そのころ到着したオックス・クルーが始めた乗艇前の艇の整備の手伝いです。長身ぞろいのクルーのため、整調の場合はストレチャーを最長の位置にしても膝が伸びないという不具合が見つかり、やむなくシート順を入れ替えるというハプニングが発生しました。




◆レース記録

500m大学M8+



500mマスターズM8+




◆出場者の声 松村治夫S47


レース結果は以下のとおりです。どう測ったのかよくわかりませんが、数字だけを見れば恐るべきタイムです。

Q-1 江戸川ボート協会 6位 01:23.44
Q-2 稲門ミドル    2位 01:13.15
Q-3 碧水会      4位 01:14.54
Q-4 大蔵シニア    1位 01:12.92
Q-5 医王会エイト   5位 01:17.14
Q-6 パルテ      3位 01:14.01

高橋さんと栗原さんからから届いたビデオ映像をみると、我々はスタートが完璧に決まってスタ力で飛び出したにも関わらず、出遅れたパルテに、最後の最後で差されたことがわかります。



我々の体のラストの飛び方はパルテに比べてもったりしています。大蔵シニア、稲門ミドルもパルテ同様に体が飛んでいます。我々も後半が最初のスタ力同様のリズミカルな漕ぎであればスルスルと飛び出して勝てた可能性もあるだけに、もったいないレースだったと思っています。医王会は今回は単独チームだったと聞いており、今年の五大学の結果とは違って昨年と同様の結果に終わりました。

ビデオ映像を見ると、オールが波にあたって飛沫が度々上がっています。観戦者にとっては、見ごたえのあるレース展開だったと思っています。我々も、このレース展開の中で、荒れる波に手を焼きながらもスピードの出る漕ぎを楽しめたのではないかと考えています。ランニングスタートとなって各艇がバラバラに出るなど、いろいろありましたが、とにかく記憶に残る面白いレースでした。


◆「海の森水上競技場」の印象
《日ボの谷古さんがオックスフォードの漕手から「海の森」の印象を聞き出しています》


大会終了後のパティ―で、身長207㎝のあのMr.Paul Bennetと話す機会があり、彼にこのコースの印象を聞きましたが、

「I like this Boat Course very much !!!!」

「Why?」「Because, We can row more than faster!!!」と言っていました。

「兎に角早く走れなかったら面白くない!!」「順風だけど?」

「エイトでの世界記録知って居るかい? 5分12秒だ!!」

「貴方はどれほど早く漕いだ事ある?」

「5分21秒だ!!」「ポーランドのポズナムでだ!!」「世界記録もポズナムで出た記録なんだよ!!」


海森のコースも世界記録の出るコースとして世界のアスリートに良い印象を与える様になるかもしれません。

NTT東日本がこのコースで初めて5分37秒96を出した事は朗報です。

これからますます記録を伸ばすであろうと、ワクワクさせて呉れそうです。


2019年7月2日火曜日

大阪マスターズ参戦記 KF 500m (E)=S59クルー

令和元年(2019)6月2(日)
場所:大阪府立漕艇センター(浜寺コース)



  [大阪マスターズ参戦記 KF 500m (E)
       S59 法善寺 浜寺 完漕






【レース前日】
レセプション会場で集合。30年ぶりに再会した大谷(以下、草履)は、予想に反して髪の毛が少し残っていた。




前夜祭として三次会でミナミの街へ出発。戎橋(ひっかけ橋)のグリコ看板前で記念撮影。ホルモンでビールを1杯飲んだ後、法善寺横丁へ移動。法善寺の真横で80歳位のおばちゃんがやっている7席の小さい居酒屋で日本酒。草履が、どうしても欧陽菲菲の「雨の御堂筋」を歌いたいというので、200円を出して皆で歌いました。法善寺と言えば「浪花恋しぐれ」ということでもう一曲。




日付が変わったので、草履がもう一軒行きたいと言うのを制止してホテルに帰りました。卒業から35年のブランクが埋まって、一気にチームワークが蘇りました。


【レース当日】
55~59歳 (Eカテゴリー) 男子ナックルフォア レースNo.101

 C:和田 35年ぶり 唯一の知性派
 S:栗原 2回/週漕いでいる 腿が太い
 3:草履 35年ぶりオール 日頃は奥さんと山歩き
 2:徳光 第1回マスターズ以降11年ぶり 会社の漕艇部部長
 B:岡村 お台場レガッタ以来2年ぶり、500mを漕ぐのは初


日頃から漕いでる栗原以外の3人で、どうしても苦しくなった時は無理をしないで、オールを上げてシートだけでも動かそうと申し合わせて乗船。

両舷、ノーワーク、ヨーイ、ロー。

スタート地点へ向かう最初の200mは全く合わない。ナックルなのにバランスを崩してオールが水面を叩いていた。スタート練習を数回行うと艇が安定してきた。栗原がスタリキ10本と言うのを、その他の3人が却下して6本に決定。徳光はピッチ26でと提案したが、スタートしてしまえば栗原に合わせるしかない。栗原には、後ろ3人の様子を背中で感じてピッチを上げるようにお願いした。

スタート。


碧水会4レーン。思ったより良い感じ。両側の2艇を半艇身リード。300mまでに1艇身リード。しかし徐々に5レーンが迫ってきた。呼吸が苦しい。和田と栗原が何か叫んでいるような気がするが、聞いている余裕が無い。

イージオール。

見事ピッチ31で500mを漕ぎきり、3位に食い込みました。1,2レーンは、スタート直後から視界から消えました。タイムは2分5秒5。全体でも真中のタイム。

来年は、金沢大会で2分を切ろうと申し合わせて別れました。和田も次回は漕ぐと誓いました。