2017年12月18日月曜日

第16回横浜ボートマラソン

平成29年(2017)12月3日(日)
会場: 横浜市鶴見川漕艇場

絶好の上天気に恵まれた鶴見川漕艇場にて年内最後の大会となるボートマラソン(6.2km)が開催されました。

C篠原伸夫S56 S荒川裕明S52 7小林良夫S52 6野村祐造H03 5芦澤正洋H02
4小寺浩二S60 3本田一博H03 2高橋康夫S52 B栗原修一S59

ボートマラソンは、漕艇場前からスタートし鶴見川を遡り、鷹野大橋付近でUターンし漕艇場前に戻る6.2kmのタイムレースです。各艇は漕艇場前を4~5分間隔でスタートしタイムを競い合います。種目は、4+、4X+、KF、8+にチャーチボートが加わり5種目あります。碧水会からはエイト(50~59歳)に出場しました。

〔 レース動画 〕
横浜市ボート協会のホームページに写真&動画集が掲載されています。次のURLをクリックすれば、碧水会の動画を見ることができます。
https://tinyurl.com/ybc54pfv
  
〔 レース成績 〕
8+(50~59歳) 6.2km








〔レース報告〕荒川裕明S52

123日鶴見川でボートマラソン(6.2km)が開催され、我が碧水会RCもエイトで参加しましたのでその顛末を、整調を漕いだ荒川が報告いたします。なお、今回7番小林、6番野村、5番芦澤、4番小寺、3番本田、2番高橋、バウ栗原、Cox篠原、でした。

空明るく頗る晴天、師走に入って寒気下り、各々ウィンドブレーカなど着こみ乗艇する。この大会は各艇が3分おきにスタートし、3km弱を上流に上り、反転ブイを回り、残り3km強を下流に下りその正味時間を競争する、というものです。3分差といっても力に差があると追い抜かれます。我がクルーの後には強豪稲門ミドルがスタートする予定で、一昨年だったか彼のクルーに抜かれる恥辱を味わい煮え湯を飲まされた経験があります。スタートはレディー状態で勝手に各艇がスタートを開始できるので、赤旗が下りたら即スタートし、4分の貯金を貯めておきましょう、とCox篠原さんを含め姑息な相談をしていたが、なんとスタート直後に稲門ミドルが接近しすぎ、スタートをやり直し。そんなこんなで逆に2分差のスタートとなってしまったのです。


上流側へは逆風で、予てからのレースプラン通りレートは25~26に設定、長旅となるので力はセーブ、バランスもまずまず。ところがしばらく漕ぐと7番小林君が「早い早い」と叫ぶ、おっといけないスピードコーチを見るとレートは27に上がっている。すかさずCox篠原さんが「2枚落とそう」、で徐々に予定の25に落とす。疲れるとレートが上がる癖があるのは分かっているが自分ではそんなに疲労感は無い。後続が稲門ミドルという事で突っ込み過ぎてしまったのか、何故だ?整調の頭は少々混乱。しかし冷静に分析を開始するとキャッチで追われてるのに気付く。「フォワード抑えろ、フォワード抑えろ」と連呼しその直後は少し抑えられるがまた追われ始める。レートは25から27を上がったり下がったりし始める。フォワード中の艇加速度につられシートは早く移動するがレートを抑えようとキャッチでタイミングを遅らせようと悪循環となる。後続は徐々に迫る。



転換ブイに到着、即反転しライトパドルに上げる頃には稲門ミドルが反転に入り始めた。既に130秒近くの貯金を食いつぶしたが、Cox篠原さんの転回技術がなかったらこの時点で抜かれた可能性も否定できない。

その後もレートは上下しバラバラのタイミングだったがバランスは比較的良好、士気も落ちてはいない、なんとしても抜かれないぞ。しかし一度は100m近くに迫った後続もそれ以上接近することはない。バラバラではあるが順風でそこそこ艇速も出ている。ここまでくればなんとか逃げ切れるという頃、Cox篠原さんが檄を飛ばす、「残り300m2枚上げよう」。追われて抑えに抑えたレートを解き放つ感じ、さあ上げるぞ「付いてこい」という気持ちでレートを28に。しかしここから快進撃が始まったのです。気持ちいいほどぴったり合っているのがオールとシートを介して分かり、それは篠原さんも感じたようで、「残り150m、もう2枚上げよう」。レートは30に上げたが後ろもぴったり付いてくる、いい感じ。この観客席の前を通過するこのラストのみ見た人は、きっと稲門ミドルを追い抜いてきたクルーに違いない、と感じたかどうかは知りませんが、そのような激変ぶりでした。途中経過を知らない応援してくれていた土屋さんは、「稲門ミドルよりずっと良かったけどなあ」。

以上が今回のレースの顛末です。記録的には255秒、7位/11艇という事だったらしいです。稲門ミドルとは130秒近い遅れを取りましたが、反転後は差があまり縮まらなかったようです。なお、ビデオでもキャッチが追われているのがよーっく分かりますが、それは整調視点であって、後でキャッチが遅いと皆さんから顰蹙を買いました。そんなこんなのばらばらクルーでしたが、最後は鹿島田駅近くに新しく開拓した中華料理店で、既に来年のレースプランを楽しく語り合ったのです。お疲れさまでした、ほんとに。