2017年11月25日土曜日

第15回宮ケ瀬湖紅葉レガッタ

平成29年(2017)11月19日
会場: 宮ケ瀬湖カヌー場
    神奈川県愛甲郡清川村宮ケ瀬

宮ケ瀬湖紅葉レガッタは、シーズンのほぼ終わりに行われるレガッタとして人気が高まっている大会です。碧水会からは、S50卒のメンバーが中心となってエイトに出場しました。

今回初めて宮ケ瀬湖紅葉レガッタに出場したというS50卒の横塚隆一郎さんから特別手記が寄せられましたので、本ブログに掲載致します。



〔 レース成績 〕
大会公式記録はこちらから閲覧可能です → https://tinyurl.com/y9lb2jho   
◇男子8+ 500m
早大理工碧水会クルー編成
C吉田新一S44
S池田和夫S50 7橋本豊勝S50 6高橋康夫S52 5小林良夫S52
4野村祐造H03 3井窪裕之S50 2横塚隆一郎S50 B澤田雅高S50

〔 宮ケ瀬湖紅葉レガッタ参戦記 〕横塚隆一郎S50
 {はじめに}
碧水会高橋キャプテンよりの依頼により標記の参戦記をしたためる。

小生は同期からの誘いを受け、55周年記念レガッタに出場することになってから漕艇を再開したものである。今年のマスターズには同期でエイトクルーを編成し出場したが惨敗し、以来碧水会の乗艇練習やレースにも参加するようになった。従って宮ケ瀬紅葉レガッタには初参加であった。

{乗艇まで}
前夜の地元自治会会合後の飲み会は欠席し、当日朝5時10分に栃木県小山市の自宅を出発。途中橋本さん、吉田さん、小林さんに同乗願い、宮ケ瀬漕艇場に着いたのは8時10分であった。我々が最も遅い到着組で、既にブルーシートも張ってあり、他のメンバーの元気そうな様子に出会えた。天気は晴れであるが、北風に冷気が運ばれてきており、太陽が雲に隠れると寒い。宮ケ瀬湖周辺はまさに紅葉のピークであり、水辺に映る紅葉は見事であった。



ここで、メンバーを紹介しておこう。コックスは吉田先輩が務め、整調:池田、7番:橋本、6番:高橋、5番:小林、4番:野村、3番:井窪、2番:横塚、バウ:澤田であり、50年卒が5名を連ねるクルーである。尚、野村さんは腰通で欠場した50卒高荷さんの代漕であり、ペンタのクルーとの掛け持ちで参加してくれた。平均年齢は63歳で当日初めて編成した急造クルーである。



相手クルーは平均年齢68歳で経験豊富な様子、かわいい女性がコックスを務めていた。第1戦・第2戦とも同じ相手と戦う2杯レースである。第1戦は第4レース目であり、開会式参加を免除してもらい秋の湖面にエイトを進めた。

{第1戦}
岸蹴りからウオームアップに入ると、意外とバランスが良い。スタート練習も意外と感じが良く、「これはやれるぞ!」と感じた。そのまま意気軒昂にスタート位置に着けスタートの準備を各人で行っていた。途端に隣のクルーがスタートし、慌てて我々も漕ぎ出したが、スタートで1艇身程度のリードを許すこととなった。スタート方法は、いきなりアテンションになり「ゴー」という方式で、油断していた。我々のピッチは32-33でリズムはまあまあであった。途中足蹴りで逆転し1艇身程度リードした。500mのレースであるが、どこがゴールかは判然としない。後半つめられ、相手クルーから先にイージーオールの掛け声が聞こえたが、結果は我々が1.5秒先着し勝利していた。

{昼休み}
昼食は各人が用意したものと主催者が用意する豚汁である。豚汁は11時配膳開始と同時に受け取り食した。肉は少なめだが、紅葉を愛でながら暖かいものを食べるのはすこぶる美味であった。食事の後、「レースのビデオがある」とのことで鑑賞した。各人とも自分の漕ぎを注視し、「後半は・・・を改善しよう!」として、第2戦に臨んだ。

{第2戦}
第2戦は昼休み後の第1レース目である。係員が、「乗艇できますよ。艇は船台に着けてありますので、早めに乗艇して下さい。」と言ってきた。午前以上に逆風が強くなっており、うねりも出ていた。艇は細身で吉田さんは「腰が入らない」と苦労していた。ウオームアップに入ったが、バランスが悪く思うように漕げない。ウオームアップの時間は十分にあり、ライトパドルでの練習やスタート練習等行ったが、一向に良くなって来ない。「ピッチを落として1本1本丁寧に漕ごう!」と方針を変え、逆風に対処しようと心掛けた。

「午後のレースは予定より早く進めたい」との本部意向を尊重し、早めにスタート地点に行ったが、係員が到着していない。結局10分程度待たされた挙句スタートした。今回はスタートで出遅れることなく、ほぼ並んで漕ぎ出した。しかし、バランスが悪く相手が先行していくこととなった。結果は相手に10秒以上離され敗れてしまった。

{反省会}
第1戦後・第2戦後に小ミーティングを行い、会場外のマクドナルドでも反省会を行った。「乗艇頻度を上げる必要がある」、「体力を向上し、後半のタイム落ちを少なくせねばならない」、「相手は週2回程度乗艇している。やむを得ない」、「負けても楽しかった」等等、いつもの反省会と同じような意見が出された。また、「強風でフェザーターンがうまくいかなかった」、「昼食はレース終了後に食べた方が良かった」、「体の冷えない工夫が必要であった」等、今回のレース特有の指摘も出された。

{終わりに}
自宅には16時40分頃に到着した。妻が「早かったのね。で結果は?」と聞いてきた。「1勝1敗」と答えたが、不満足な結果であることが妻に知られてしまった。「体を壊さない範囲で頑張ってね」と励まされビールを飲んだ。乗艇後仲間と伴に味わうビールは爽快であるが、自宅で一人反省しながらのビールは苦かった。

まだまだ力不足だが、少しずつ改善している実感はある。今後も漕艇しようと思っているので、仲間に加え続けてもらいたい。