2020年10月14日水曜日

2020年度OB・OG総会のご案内

  今年度のOB・OG総会を以下の要領で開催します。今回はコロナ禍の影響に配慮し、例年とは異なる形式での開催となりますが、ご理解の程お願いいたします。 


日時:11月3日(火)13時30分~15時30分 

場所:武蔵浦和コミュニティセンター 

     さいたま市南区別所7-20-1 サウスピア9F

       (武蔵浦和駅西口正面)  

  https://www.musashiurawa-sp.info


議案(予定): 

[決議事項] 

1.2020年度決算の件 

2.2021年度予算案の件 

[報告事項] 

1.有限会社早大理工ボートクラブの清算とマンション売却の件 

2.現役支援体制の件 

3.早慶レガッタへの関与状況の件 

4.碧水会ローイングクラブ活動概況の件 

その他: 

・完全ペーパーレス形式で行います。 

・誠に残念ではありますが、総会後の懇親会は開催いたしません。近しい方々との個人的懇親までOB・OG会として制限しませんが、“三密”回避への配慮をお願いします。

2020年3月30日月曜日

第89回早慶レガッタ開催中止のお知らせ

OBの皆さま
いつも現役部員を応援していただきありがとうございます。

今年の早慶レガッタにつきまして、昨日早慶レガッタ運営委員会より、
開催を中止とする旨の発表がありましたのでお知らせ申し上げます。
http://the-regatta.com/2020/03/28/

運営委員会は先日まで開催に向けての努力を続けられていましたが、ここ数日での感染拡大という
状況変化に鑑み、漕手、大会関係者、観客の方々の安全確保をすべてに優先するという考えのもと、
開催中止を決断されたとのことです。

また当部の部員に関しては、大学の新学期開始が5月11日に繰り下げられ、大学側からの課外活動の中止、
延期の方針も継続されているため、新歓を始めとする部としての活動もできず、それぞれが自宅や帰省先にて
自主練習を行い、再開の日に備えている状況です。

助監督 高島

2020年1月30日木曜日

令和2年(2020) 初漕ぎ

令和2年(2020) 1月19日(日)
荒川にて

令和2年の初漕ぎは新役員による新たな体制の下で実施される初行事となりました。参加したOBの顔ぶれを見ても、平成卒のOBの占める割合が少し増えてきたようにみえます。しかしながらOBの参加総数でいえば、祝い事である初漕ぎを充分に盛り上げるまでには至っていないというのが現状です。来年は盛大でにぎやかな初漕ぎを実現させるべくさらなるOBの参加を期待します。



[ 令和2年初漕ぎ ] 助監督・高島洋一S56

119日の日曜日、穏やかな好天の下、現役主催の初漕ぎが開催され、今年は25名のOBのご参加をいただき乗艇ならびに懇親会にて現役との交流を楽しみました。

今年は乗艇に先立ち、昨年OB有志に購入していただいたエイトおよびシングルスカルの新艇の寄贈式も行われ、艇の命名者となった現役諸氏から命名理由の説明があり、いずれも今後の当部ならびに部員の活躍を願って新艇への誓いを述べてくれました。

その後はお神酒にて新艇を清め今年の安全と健康を願ったあと、エイトを荒川に出して現役とOBの混成クルーにて3回ラウンドの乗艇を行いました。

いよいよ新しいシーズンが始まりますが、本年も後輩たちを応援していただけますようよろしくお願い致します。


[ 新艇寄贈式・命名式・進水式 ] 


寄贈者代表として高橋康夫さん(S52)が艇の寄贈を宣言した後、命名者となった現役諸氏より命名理由の説明を受けました。

  エイト(轟)⇒粕谷(2年、今年度主将)
  男子用シングルスカル(碧翔)⇒矢島(3年、昨年度女子主将)
  女子用シングルスカル(楓)⇒中村(1年)、小松(4年)

特にエイト「轟」の命名者となった粕谷さんからは、「新艇を使ってしっかり練習し、理工漕艇部の名前を天下に轟かせるようにします」との力強い誓いの言葉がありました。

進水式ではお清めに使用するお神酒として、松村治夫さん(S47)が合宿地である相模湖にわざわざ赴き現地調達してきた清酒「相模湖」が使用されました。。


[ 乗艇 ] 栗原修一S59

OBは人数が揃っていたが、新艇しかも川での乗挺なので学生との混成クルーにしてもらい、2ランドに分けて乗挺することになった。

1ラウンド目

Cox今井政光S56、(S6:学生)、5橋本豊勝S50
4小林良夫S523向坊 博S472松村治夫S47B渡部義明S45


当初の話では20分程度のはずが45分の乗挺。ロングパドルもしていたとのこと。わりとハードな初漕ぎだった様子。


2ラウンド目

(Coxとストペア:学生)、6阿部健一郎H03、5本田一博H03、
4新田R01、2栗原修一S59、B井窪裕之S50

フォアワークでアップ後はパドル。バランスが今一なので途中で一本ローをリクエストしていたら、おっと笹目まで来てしまった。「OBの皆さんまだ漕げますか?」に無言。「では、帰りもロングパドルピッチでいきます。20から26まで上げてみましょう。」OB達は言われるままに漕ぐ。



11時30分に岸に着き、艇を揚げようとしたら、小野澤雄二氏(S59)が乗りたそうだったので、短いコースで3ラウンド目も回ってもらった。

         
[ 懇親会 ] 広報・小林卓也H06       

新年度から、広報を担当することとなったH6年卒 小林です。至らない点も多いとは思いますが、できるだけ理工ボート部の活動に参加し、情報発信していきたいと思います。


初漕ぎは、10年以上ぶりに参加しました。現役漕手の頼もしい言葉を聞けて、私自身も活力を得ました。また、久しぶりに会う、お世話になった先輩、懐かしい後輩に会えて、楽しい時間を過ごすことができました。来年もぜひ参加したいと考えております。


懇親会では現役の1年生から大学院生までのそれぞれ個性豊かな自己紹介があり、理工漕艇部が着実に拡充している様子をうかがい知ることができました。






2019年12月9日月曜日

第18回横浜ボートマラソン

令和元年(2019)12月1日(日)
会場: 横浜市鶴見川漕艇場

令和元年を締めくくる最後のレースとなる横浜ボートマラソンが開催されました。ボートマラソンは鶴見川漕艇場から3.5kmを遡り、鷹野大橋付近でUターンして漕艇場に戻る7kmのタイムレースです。

この1年、メンバー不足、練習不足に悩まされてきた碧水会でしたが、なんとかエイトを編成して出場に備えました。直前に出場者の家族に不幸があったりして、レースを前にして出場メンバーがそろわないというドタバタもありましたが、高橋さんの至れり尽くせりの尽力のおかげで無事碧水会の出場が実現します。

出たとこ勝負の緊急編成クルーですので悲惨な結果が予想されましたが、翌日になって高橋さんから次のようなうれしい速報が寄せられました。

・土屋さん 応援ありがとうございました。
30分の目標タイムをクリアし29分31秒、60歳台の部15艇中5位
 という立派な成績を納めました。
・漕手の皆さんも頑張りましたが、今井コックスの舵取り・声掛
 けが見事でした。
・皆で声を掛け合ってしっかり漕ぎました。
・レース後のミーティングで「このクルーはコックスが多過ぎる。」
 という声も上がってました。
健闘した後だけに反省会のビールも旨かったです。



◆レース成績 8+  7km



◆レース写真



◆出場者の声 松村治夫S47
高橋さんのボートマラソン参加に向けての献身的な準備もあって、私は初参加でしたが全てが順調に進んで無事にゴールに入ることができました。

60才代エイトで碧水会RCは5位に入りましたが、このクラスでの強豪クルーである団塊号朱雀(26分57秒)や三菱シニア(27分34秒)、パルテ会に続くレベル (29分~30分前後:ペンタ、濃青会、淡青会、四神会、その他団塊号など)に なってきたと感じています。

毎週練習している他クルーに比べると、当クルーの練習不足は明らかです。しか し回天Ⅱにも乗艇可能となった現在、ここを改善して計画的に練習すれば、来年はトップレベルに食い込むことも可能という手ごたえを感じたレースでした。

先週の練習と昨日のレースを体験してこれまでと大きく変わったのは、高橋さんも言われているように新コックスの舵取りと声掛けが素晴らしく、その結果として両サイドのオールが揃って進路の蛇行がなくなるとともに、艇の横揺れのバランスが大きく改善されたことです。「コックスが多い」とのご指摘については、次回乗艇からは、最年長者の私からの声掛けは危険時以外は乗艇中は控えることにして、乗艇前と乗艇後にきちんと指摘して対応したいと思っています。

2019年8月9日金曜日

第69回全日本社会人選手権大会

第69回全日本社会人選手権大会
戸田ボートコース

本大会では碧水会最強スカラーの組み合わせとなる「まつあらペア」(松村治夫S47さん&荒川裕明S52さん)がBカテゴリー(1000m)のダブルスカルに出場しました。

Aカテゴリー(2000m)に比べBカテゴリーは二線級のレースとみなされるため、うまくいけば表彰状がもらえるチャンスがあると考えました。ところが現実は、平均年齢68歳のまつあらペアがほとんど20代クルーばかりのレースにいきなり紛れ込んでしまったという状況になりました。

バウを漕いだ荒川さんはそうした年齢差との戦いの模様を楽しくおかしく記した参戦記を寄せてくれました。ぜひご一読下さい。

◆レース動画
7月6日 予選(タイムトライアル)

7月7日 決勝


◆レース記録  2X 1000m


◆出場者の声 荒川裕明S52
7月6,7日に行われた全日本社会人選手権Bカテゴリー種目(1000m)のダブルスカルに松村さん(整調)、荒川(バウ)で参加致しました。荒川が報告致します。

社会人選手権のBカテゴリーは昨年から新設された種目で今年第2回目です。年齢区分なしのシニアA及びシニアA以外の年齢別(シングルスカルの405060歳以上)のレース距離が2000mなのに対し、このBカテゴリーは1000mの距離であることが特徴です。この種目が新設された意図は別として、参加者はぶっちゃけ二線級と言えますが、年齢区分はありません。昨年も私はダブルスカルでエントリーしたのですが、戸田の藻の氾濫により開催場所が急に長沼に変わった途端、このBにエントリーしていた参加クルーが軒並み辞退、我々1艇ではレース不成立となり、Bのダブルは今年が実質第1回目の開催となったのです。ま、その程度の意気込みのクルーが多い、という事が言いたいのですが。なので、お腹の突き出た人や爺さんに手の届きそうな人が乗ってるクルーも参加しているのでは、あわよくば3位以内で表彰状の可能性もあるのでは、と下心も膨らみ混ぜて貰う事に致しました。

一方、Bとはいえ社会人選手権ですから予選、決勝とあり、事前艇計量、ドーピング検査、説明会への参加義務、等もあり、私と松村さんとは5日の午後から共同艇庫に宿泊することとしたのです。もっともBのダブルのエントリーは6艇でしたので、結局6日のタイムトライアル(TT)と7日の決勝(本番)という事になりました。

説明会で貰った資料によると、相手は警視庁、東京海上日動、日本生命、三菱商事、全諏訪、それに我が碧水会。年齢を見ると全諏訪のバウが50歳でしたが、他は22歳から28歳のぴちぴちした若者、平均68歳の碧水会は印刷ミスに見えてしまう。

6日のTTでは翌日を考慮しシャカリキには漕がない、というプランで臨んだが、相手は皆さん引き締まった良い体格をしてらっしゃる。スタート位置に付けると審判より碧水会のタイツの色が違う事を指摘される。警告二つで失格と確か書いてあった。さすが社会人選手権、マスターズは皆さんTシャツを揃えるだけでタイツは見ないのに。少し動揺するが松村さんには聞こえないようで落ち着いている。

それでもスタートでは飛び出し、2位か3位に付ける。その後500m近くまで4位をキープ、警視庁と張り合うも終板に抜かれ結局9秒差で5位、運よく東京海上がへたくそで6位を守ってくれた。



7日の本番に向けて松村さんの情報分析能力が発揮される。名前と年齢から漕手の漕歴及びエルゴタイムを調べあげたのです! 唯一50歳を有する全諏訪のバウは50代のエルゴ全国3位で713秒、しかも整調は付フォアの国体長野選抜、三菱商事と日本生命は対校レベルの慶応大出身者でエルゴはいずれも6分台、6位を守ってくれそうな東京海上でさえ整調はラフティングの全日本チャンピオンらしい。全日本社会人となればやはりOBとはいえ一癖二癖の猛者ぞろいである。もっとも68歳で本気で割り込もうとする爺ちゃんも三癖はありそうだが、やはり3位以内は藻が絡まない限り無理! TTで競った警視庁だけはエルゴが730秒程度らしいのだが、これだって彼我のエルゴタイム差から相当厳しい。タイム狙いに切り替えた方が良さそうだ、と咄嗟に考えた。しかし何事もプラス思考の松村さんは、「警視庁は20代にしては遅い、絶対行けるぞ」と意気込む。比較対象が・・、という言葉を飲み込み、「そ、そうですね、やりましょう」と頷く。吉田先輩が撮ってくれたTTの動画を参考に、コンスタントピッチが遅すぎるので本番はスタリキ後のレートをあまり落とさずにコンスタントに入る、とした。スタートでは子供達(孫達?)とあまり遜色無かった、この速度がキープできればきっと警視庁に勝てる、かもしれない。ところがこの「あまり落とさずに」の捉え方に齟齬があったのです。

本番は小雨そぼ降る朝830分、のはず。810分に女子SSがスタート、次がダブルと記憶した松村さんはすぐに付けようとする。しかし、予定が変わったアナウンスは無かったので、恥ずかしながら隣の東京海上ダブルに「ダブルはこの次ですか?」と聞くと、「この次の次です」。やっぱり830分だ。しかし、レース直前で気の張っている松村さんになかなか声が届かず、回して付けようとする。この一連の大声のやり取りの中で、周囲に溜まっているダブルを気にしながら、「次の次ですってー!」となんとか伝える。優先席相当の爺ちゃん達には何があっても負けられない、と思われるとまずい、とちらっと思う。

兎に角もアップ後体が冷えない程度に動き、スタート位置に付ける。「よし、思い切ってピッチ上げて行くから付いて来いよ」などと松村さん、ちょっと嫌な予感はするがタイツの色違いが審判から見えないようにそれとなく腕で隠す。

松村さんの指導もあり、スタートはシャカリキに力を入れなくともリズムで加速し、あまり疲れずにコンスタントに持っていきそこそこ艇速が上がるくらいのレベルにはなってます、はい。この時も6位を守ってくれそうな東京海上を除く他艇と遜色なく良いスタートがきれた。ところがコンスタントに入るころ隣の三菱商事のオールが切り込んだのか急に遅れた。え?上位3位確実の1艇が欠ける? そうすると・・、警視庁に勝てば夢の社会人選手権表彰台?? もしかしたらTVに映れる? その時考えてはいけない良からぬ妄想が次々二人の頭に去来する。チャンス、と思ったか整調は11本目にコンスタントレートに伸びずそのまま突っ走る。いくらなんでもこのままでは持たない、と思いつつも必死に大先輩に食らいつく。300mを過ぎて疲れからかバランスが振れはじめ、フォワードでブレードを擦る事が多くなり、バタバタしだす。落ち着いて丁寧に、と気を引き締めるがやはり次第にレートは落ち始める。一方落ち着いてしっかり漕いでいたのは遅れて出てきた三菱商事、700mで警視庁、三菱商事、碧水会が横一線で3位争いを展開! 一見壮絶な戦いに見えるがその実態は、濁流を我が水と泳ぐ魚の如き三菱商事、濁流に流される木の葉の如き警視庁、そして濁流にゴロゴロ動かされる川底の石の如き碧水会、であった。それでも900mからは強蹴りでスパートをかけ艇速は上がるが落ち着くべきところに落ち着き、警視庁に6秒差の5位で終了したのです。因みに濁流の魚は日本生命をも抜き去り2位にまで浮上したのです。やはり1~6位まで、この順位が実力値のようでした。



回漕レーンを漕ぐ時も、スタート台に付けるときも、笑われているのではと多少気恥ずかしく、やはりマスターズとは異なり少し場違いな雰囲気はありましたが、爺さんは邪魔だから出しゃばるな、と言われない程度のレースにはなったのではないかと思います。これに懲りずに積極的に孫達世代と戦っていきたいと思います。

雨の降る中、早朝から応援に来てくれた方々、またへたくそな後輩を丁寧に教えてくれた松村さんにも感謝いたします、有難うございました。





2019年7月12日金曜日

「海の森水上競技場」完成記念レガッタ

令和元年(2019)6月16日(日)
場所:海の森水上競技場



東京港の東の玄関口である東京ゲートブリッジは、恐竜が向かい合っているような特異な形状をしていることから恐竜橋とも呼ばれています。その西側の恐竜の尾がまっすぐ伸びるのとちょうど並行するように「海の森水上競技場」が完成しました。世界にも類を見ない、大都会のウォーターフロントの国際水準の競技コースです。




616日は「海の森水上競技場」の完成を祝って記念レガッタが開催され、碧水会からは500mマスターズM8+500m大学M8+に出場することになりました。とくに現役にとっては、英国から招かれたオックスフォード大学およびケンブリッジ大学のそれぞれのOBクルーと対戦できるという絶好のチャンス到来です。

以下、大会前準備の模様も含めて報告します。


◆大会前準備(6月13日)
碧水会はオックスフォード・クルーが使用する艇の組み立ておよび試乗を担当しました。艇は早大が提供した北斗星Ⅱです。


試乗を終えて水漏れのないことを確認した後は、そのころ到着したオックス・クルーが始めた乗艇前の艇の整備の手伝いです。長身ぞろいのクルーのため、整調の場合はストレチャーを最長の位置にしても膝が伸びないという不具合が見つかり、やむなくシート順を入れ替えるというハプニングが発生しました。




◆レース記録

500m大学M8+



500mマスターズM8+




◆出場者の声 松村治夫S47


レース結果は以下のとおりです。どう測ったのかよくわかりませんが、数字だけを見れば恐るべきタイムです。

Q-1 江戸川ボート協会 6位 01:23.44
Q-2 稲門ミドル    2位 01:13.15
Q-3 碧水会      4位 01:14.54
Q-4 大蔵シニア    1位 01:12.92
Q-5 医王会エイト   5位 01:17.14
Q-6 パルテ      3位 01:14.01

高橋さんと栗原さんからから届いたビデオ映像をみると、我々はスタートが完璧に決まってスタ力で飛び出したにも関わらず、出遅れたパルテに、最後の最後で差されたことがわかります。



我々の体のラストの飛び方はパルテに比べてもったりしています。大蔵シニア、稲門ミドルもパルテ同様に体が飛んでいます。我々も後半が最初のスタ力同様のリズミカルな漕ぎであればスルスルと飛び出して勝てた可能性もあるだけに、もったいないレースだったと思っています。医王会は今回は単独チームだったと聞いており、今年の五大学の結果とは違って昨年と同様の結果に終わりました。

ビデオ映像を見ると、オールが波にあたって飛沫が度々上がっています。観戦者にとっては、見ごたえのあるレース展開だったと思っています。我々も、このレース展開の中で、荒れる波に手を焼きながらもスピードの出る漕ぎを楽しめたのではないかと考えています。ランニングスタートとなって各艇がバラバラに出るなど、いろいろありましたが、とにかく記憶に残る面白いレースでした。


◆「海の森水上競技場」の印象
《日ボの谷古さんがオックスフォードの漕手から「海の森」の印象を聞き出しています》


大会終了後のパティ―で、身長207㎝のあのMr.Paul Bennetと話す機会があり、彼にこのコースの印象を聞きましたが、

「I like this Boat Course very much !!!!」

「Why?」「Because, We can row more than faster!!!」と言っていました。

「兎に角早く走れなかったら面白くない!!」「順風だけど?」

「エイトでの世界記録知って居るかい? 5分12秒だ!!」

「貴方はどれほど早く漕いだ事ある?」

「5分21秒だ!!」「ポーランドのポズナムでだ!!」「世界記録もポズナムで出た記録なんだよ!!」


海森のコースも世界記録の出るコースとして世界のアスリートに良い印象を与える様になるかもしれません。

NTT東日本がこのコースで初めて5分37秒96を出した事は朗報です。

これからますます記録を伸ばすであろうと、ワクワクさせて呉れそうです。