2016年3月16日水曜日

足が棒になる


2月28日に開催されました東京マラソンで、塚田さんは苦しい体験を乗り越えてみごと完走しました。塚田さんより参戦の模様が寄せられましたので、写真を添えてUP致します。 

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 【 足が棒になる 】 塚田 修S44

皆様へ

応援有難うございました。まさか平野さんの応援実況が流れてるとは知りませんでした。 


30Km過ぎから一気にスピードが落ちて35Km-40Kmは42分、最後の3Kmで30分かかり最後の1Kmは歩くことすら困難になり、ゴールの線をまたいで全く動けなくなり、両脇からスタッフ2人に抱えられ、後続の邪魔にならないように脇に置かれる始末。しばらく路肩で全身がつって動けませんでした。大混雑のなか愛妻と息子に助けられ虫の息で家までたどり着きました。 


ここで2つの言葉の意味が70歳にして初めて分りました。

「足が棒になる」と言いますが最後1Kmは足は正しく棒です。つまり膝の関節が全く動かない、大腿骨の関節も動かない。そのまま真後ろにが~ンとひっくりかえり後頭部を打ってあの世行きかと恐怖を覚えました。

2つ目が「あきらめない」。最後の1Kmはギブアップしようにも誰も助けてくれない。41Kmせっかく走ったのにギブアップはなかろう。という陽気で無神経な応援が沿道から送られるのです。諦めようにも諦められないが本当のあきらめない。

おまけに最後に感じたのは、人間健康で調子がいいようでもある年になると必ず死ぬということです。25Kmあたりまではこのままドンドンゴールまで調子良く行けると考えておりましたが後半一気に体が動かなくなったのです。ゴール後、スタッフから全員に大きな「Finisher」と書いたタオルを肩にかけてもらうのですが、正しく時間はどうであれ終わったということへの喜びと感謝ということです。

今朝は6時からいつもの水泳で1Km泳ぎ体の回復を狙いました。日頃の鍛錬かどこも痛くない。これから妻と二人で熱海に行き、ブラタモリで有名な江戸時代からつづく古谷旅館で「清衛門の湯」で英気を養ってまいります。

1 件のコメント:

  1. 林操です。『いいぞ塚ピー!!!』ね、フルマラソンでそんなんだからね200.195Kmの宮古島トライアスロン8回完走の私ゃ、大変なもんでしょ。でも、今は全然ダメ。病に愛され続ております。頑張ってください。4/17早慶レガッタでは、隅田でお会いしましょう。

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