2018年9月26日水曜日

第62回相模湖レガッタ

平成30年(2018) 9月16日(日)&17日(月)
神奈川県立相模湖漕艇場

今回の相模湖レガッタには現役の女子クォド(4X+)が出漕しています。ただし、出場した一般大学の部門には他のクルーの参加がなかったため、単独出場1位入賞となりました。

一方わが碧水会はシングルスカル(1X)とエイト(8+)に挑戦しました。ところが碧水会が対戦する相手はいずれも平均年齢が25~30歳程度の若手クルーばかりとなったのです。そのため年齢ハンディなしには上位に食い込むことはできないという結果になってしまいました。


◆レース成績
 ◇一般大学男子 1X  1000m(1日目)


〔予選〕
〔敗復〕

 ◇一般大学男子 8+  1000m(2日目)

   
   碧水会クルー
   C吉田新一S44
   S野村祐造H03 7本田一博H03 6池田和夫S50 5山本武志H03
   4鳥羽博司S50 3栗原修一S59 2荒川裕明S52 B中平法生S57

2018年9月14日金曜日

第37回下諏訪レガッタ

平成30年(2018) 9月9日(日)
下諏訪町漕艇場


下諏訪レガッタは下諏訪町、町スポーツ協会および長野県ボート協会が主催するボート大会です。ボートの楽しさを多くの人に知ってもらうために1982年に始まりました。地域の職場や仲間でつくるクルーが出場する楽しいボート大会です。種目はナックルフォアのみで、碧水会からは男子シニアパドル(漕手の平均年齢が50歳以上)に出場しました。

ファンローイングを基調とするレースではありますが、ボートレースである以上は、日頃の練習の継続がそのままレース結果に表われることは言うまでもありません。案の定、この日のためだけの碧水会即製編成クルーが入賞することはありませんでした。

◆前夜祭BBQ

大会前夜はS44卒の吉田新一さんの別荘に宿泊です。清里駅前に広がるリゾートエリア「清里の森」の一角にあります。BBQは年齢的に量より質を重視しようということで、良質な牛肉を中心としたデリシャスなBBQとなりました。

吉田さんによれば、今回のBBQが最後の別荘使用になるかもしれないとのことです。年間維持費に比べ使用頻度がほとんどなくなった今、別荘は売り出し中とのことでした。どなたか興味のある方は吉田さんにコンタクト願います。



◆レース成績 男子シニアパドル KF 500m



   碧水会クルー
   C吉田新一S44
   S田中敏雄S44 3小林良夫S52 2岡本 卓S44 B渡部義明S45

 ◇予選

 ◇決勝


◆片倉館千人風呂

帰途、諏訪湖畔にある片倉館を訪れました。

片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約4割が絹製品であった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため1928年(昭和3年)に建てられたものです。

その片倉館の中にある千人風呂でレースの疲れを癒し、さっぱりした気分で出てきたところがこの写真です。

2018年8月7日火曜日

第2回東日本マスターズ競漕大会

平成30年(2018) 7月29日(日)
戸田オリンピックコース

東日本マスターズは一般社団法人 東京都ボート協会の主催による大会です。東京都ボート協会はお花見レガッタをはじめとする学生による大会をもっぱら主催してきましたが、昨年より社会人向けの東日本マスターズが加わりました。今回碧水会はエイト(8+)に出場しています。



◆レース前エルゴで調整


◆レース写真


◆レース成績  8+ 1000m

   碧水会クルー
   C吉田新一S44
   S野村祐造H03 7本田一博H03 6荒川裕明S52 5松村治夫S47
   4鳥羽博司S50 3栗原修一S59 2小寺浩二S60 B中平法生S57

◆今後の課題 松村治夫S47

上の記録から以下のことがわかります。

1)碧水会エイト(平均60才)のラップタイムは1.59.75、ゴールタイムは4.00.51でタイム落ちはほとんどなし。

2)3レーンの三菱BCエイト(平均64才)のラップタイムは1.55.35、ゴールタイムは3.51.63で、こちらも同様にタイム落ちがほとんどない。

3)優勝した団塊号玄武(平均60才)のゴールタイムは3.38.24で、我々よりも22秒早い。

団塊号と碧水会の間には平均年令が全く同じであるにも関わらず相当のタイム差(6~7艇身分)があります。


今後のレース出場に際して、碧水会としてどのように目標を設定するかということになりますが、少なくともエイトで上位に食い込もうとするのであれば、どのように個々の漕力(体力?)を上げていくかが課題となります。その場合、乗艇練習ばかりでなくきちんと陸トレも進めていかないと、今後の展望が開けません。初心に帰って、新人時代のトレーニング経験を思い出すとともに、どのように取り組んでいくかを再検討する必要があると思います。

以上、耳の痛い話でもありますが、団塊号のように漕力強化が出来ているチームもありますので、みんなで頑張っていきましょう。


2018年7月6日金曜日

お台場レガッタ2018

平成30年(2018) 6月24日(日)
場所:お台場海浜公園


(注)写真をクリックすれば拡大画像を楽しむことができます。

2010年にスタートした「お台場レガッタ」は今年で第9回目を迎え、ボートに親しむ人々のための楽しいフェスティバルとしてすっかり定着してきた観があります。ただし、希望すれば誰でも出場できるというものではなく、出場は抽選によって決まるという大会です。幸いにして碧水会は去年と同様に希望したクルーすべてが当選して、出場することができました。

種目はエイト(8+)とナックルフォア(KF)の2種目です。碧水会からは混成クルーを含め以下の4クルーが出場しました。

◇ストレンジ杯 8+ 300m
稲門超六・碧水会混成
稲門超六漕ごう会と碧水会(早稲田大学理工学部ボート部OB会)の混成チームです。早大漕艇部の「ONE WASEDA」を体現するべく数年前から混成クルーで出場しています。お台場、海の森、墨田川はボートのメッカになっていくことでしょう。2020 TOKYOを成功させようの気持ちで頑張ります。

早大理工碧水会 S50
早大理工ボート部S50年卒を中心とするクルーです。熊本マスターズにも参加し脂がのっています。まずは参加に漕ぎ付けること、次にスタートから真っ直ぐゴールに向かうことを目指します。その先に待ち構えるのは極上の生ビール。


◇チャレンジ KF 300m
早大理工碧水会 S44
早大理工ボート部OBによるクルーです。S44年から52年の間に卒業してまじめなメンバーだけを集めました。目指すは①参加(当選)、②優勝、③旨いビールです。





NANDAKANDA(なんだかんだ)
早大理工漕艇部OBで、昭和59年卒業の同級生クルーです。卒業後32年が経過し、かつての雄姿も、それぞれ個性豊かな姿に変わりましたが、レース後の「この世のものとは思えないほど」おいしいビールを飲むため頑張ります!!



◆レース成績
◇ストレンジ杯 8+ 300m(全19クルー出場)
 稲門超六・碧水会混成クルー 
 C谷古義昭
 S丸山春望 7佐藤貞雄 6井村正陽 5市川暢男
 4松永俊雄 3岡本 卓S44 2田中敏雄S44 B岡本 悟

 早大理工碧水会 S50クルー
 C吉田新一S44
 S池田和夫S50 7澤田雅高S50 6鳥羽博司S50 5橋本豊勝S50
 4松村治夫S47 3井窪裕之S50 2高橋康夫S52 B向坊 博S47


◇チャレンジ KF 300m(全18クルー出場)
(注)碧水会S44の2回目のタイムがガタ落ちしているのは、隣のレ
ーンからのコース侵害があり、イージーオールをかけたことによる
ものです。ただし、カメラマンの中平法生(S57)さんによれば、コ
ース侵害をしたクルーのほうがはるかに先行していたためイージー
オールをかけなくても接触する危険は全くなかったとのことです。


 早大理工碧水会 S44クルー
 C吉田新一S44
 S松村治夫S47 3小林良夫S52 2高橋康夫S52 B渡部義明S45

 NANDAKANDA(なんだかんだ)クルー
 C堀内英樹S59

 S小野澤雄二S59 3佐久間康文S59 2熊谷達也S59 B栗原修一S59

◆アフターレース
レース後はお台場ジョイポリス3Fにあるフレームカフェにて奥方同伴による慰労会が開催されました。ぜひ下の写真の中でにっこり微笑む奥様方の表情にご注目下さい。日頃ボートにかまけて家庭を顧みない亭主どもとしてはこれで免罪符を得たものと胸をなで下ろしている次第です。



2018年7月4日水曜日

第51回関東理工系レガッタOB招待レース

平成30年(2018)6月2日(土)
場所:戸田オリンピックコース

「関東理工系レガッタ」は、関東に存在する青山学院大、茨城大、学習院大、慶應大(医学)、首都大、早大理工、千葉大、中大理工、東京海洋大、東京工業大、日医大といった大学からの理工系学生が出場する対抗レガッタです。

その関東理工系レガッタのエキシビジョンとしてOB招待レースが開催されました。種目はエイト(8+)とシングルスカル(1X)の2種目です。成績はエイトが4杯レース中3位。シングルスカルは3杯レースと出場チームが少ない中、2杯が出場し、1位、2位を独占しました。


(注) 写真をクリックすれば拡大画像を楽しむことができます。




◆OBレース成績

  ◇8+ 1000m
  
  ≪碧水会エイトクルー編成≫
  C吉田新一S44
  S野村祐造H03 7本田一博H03 6小寺浩二S60 5栗原修一S59
  4鳥羽博司S50 3小林良夫S52 2松村治夫S47 B中平法生S57

  ◇1X 1000m


◆懇親会
OBレースの楽しみはもちろんレースそのものにあるわけですが、レース後の懇親会も大きな楽しみの一つになっています。今年の懇親会は戸田公園西口駅前にある常来吃(サンレイチャ)で開催されました。


2018年6月26日火曜日

全日本マスターズレガッタ参加報告  松村治夫S47


全日本マスターズレガッタ参加報告

松村治夫S47



この3月末に7年間の鳥取生活を終えて4月に東京に戻りました。鳥取では「鳥取ローイングクラブ」を立ち上げて、湖山池で練習しながらレース活動等を進めてきました。4月下旬にシングルスカルを湖山池から相模湖に運び、「早大理工碧水会」としての活動が名実ともにスタートしました。今回出場したのは、シングルスカル、ダブルスカル、エイト、ナックルフォアの4種目です。

一人で漕いでいた鳥取時代と変わって、クルーで出場したのは、下位グループに低迷することの多い「碧水会」を、往年のように上位を争うクルーに底上げしたかったからです。そのための方法としてダブルスカルを荒川君と組むことにしました。彼を選んだ理由は、①エルゴ記録で8分を切っていた、②スカラーの中で私に次ぐ年齢だったことの2つです。60才代の我々が実績を上げれば、下の若手年代の目標にもなり、モチベーションを上げられると思ったからです。

(注)写真をクリックすれば拡大画像を楽しむことができます。

練習を始める前に2人で次の目標を立てました。①それぞれのスケジュールを互いに尊重する、②乗艇練習は相模湖コース2周(8㎞)のみとする、③むやみにローイング練習はしない。④ライトパドル、パドル中心の練習で基本に戻って技術的に進める、⑤リズムとフォーム作りはエルゴ練習で行う。⑥体力作りはそれぞれが自分のペースで行う。二人でのダブルスカル乗艇は、直前の公式配艇練習を含めて計10回となりました。

エイトの方は中平さんの代漕としての出場です。マスターズでのクォード種目とのレース間隔が1時間しかなかったためです。途中から加わったため、相模湖での乗艇練習にみんなのペースに合わせて参加しました。こちらは付フォアでの練習も含めて計5回乗りました。そのほとんどが、ダブルスカル練習後の乗艇です。その影響で、シングルスカルの練習は5回のみと漕ぎ込み不足のままレースに挑みました。

班蛇口湖での最初のレースはダブルスカル(カテゴリーG)です。このカテゴリーでの目標クルーは昨年度優勝の「日本ボートマンクラブ」です。世界マスターズでも3位に入るなどの実績があります。同じ組合せに入ったことから、4分を切らないととても相手にはならないと練習してきました。相手クルーのスタート練習を見てこれは並びそうだと思ったのですが、誤算がありました。スタ力後の艇速が練習時と違って思うように出なかったことです。スタートでは日本ボートマンクラブに出られ、じりじりと離されてしまいました。しかし漕ぎのリズムは出ており、1000mをもがくこともなく漕いで2位でゴールしました。相棒の荒川さんが肋骨の痛みで十分な力を出せなかったことは後で知りました。


次のレースはシングルスカル(カテゴリーG)です。割り当てられた艇がなかなか到着せず、リギング調整の時間までは取れずに見切り出艇しました。漕いでみると左右ともにオールが切り込むことがわかり、スタート練習は全て失敗でした。相手は昨年のマスターズで抜かれたメンバーも含めた5杯レースです。完璧なオールを引かないと離されてしまうことは、当初から想定済でした。スタートでは予想に反して飛び出し、「しめた」と思ってさらに艇速を上げたところで、オールが切り込みクラッチにロックされて動かなくなりました。艇が止まって出遅れたのはこれが2度目の経験です。全艇に先行されましたがその後はなんとか漕ぎ通して、最後は3位に収まり安堵した次第です。2レース後の同じカテゴリーGシングルスカルでは、荒川さんが1位で入りました。最初から競り合いながらも漕ぎ抜きました。肋骨の痛みに耐えてよく漕ぎ続けたものだと思います。ダブルスカルでの練習の成果が上がったと実感したひと時です。


初日の最後のレース、エイト(カテゴリーG)の番です。3レース目でしたが、十分なレース間隔もあって最も力を出せたという感があります。割り当てられた艇は漕ぎやすく、バランスが良くて艇速も伸びました。結果は最下位に終わりましたが、他艇と競り合う展開でゴール後の満足感もひとしおでした。その他にも、高島さん、小寺・野村さんのダブルスカル、そしてクォード出場と、碧水会の力漕が随所に見られるなど、活躍の広がりを感じました。


2日目は午前中に大型トラックへのエイトの積込作業を済まし、弁当を食べてから3クルーがナックルフォアで出場しました。500mレース一発なので気楽に参加でき、私が乗った昭和48年(平均)卒クルーは、前日のエイトよりもさらに良いリズムで漕ぎ通せたという感があります。


班蛇口湖の緑豊かな素晴らしいコースで、全国から集まったマスターズクルーの力漕を見ていると、レースへの参加に際しては健康第一でなければならないことがよくわかります。7080才代になっても漕げる体を作り上げるためには、体力維持に向けての日々の積み重ねが大事です。たとえ今は勝てなくても、ボートが漕げる体を維持して参加していけば、いつかは年代別の1位になれる可能性があります。


陸上の世界マスターズで、100m走での97才と96才の優勝争いが先日放映されていました。97才の優勝者は、レースの一週間後に永眠したとのことです。105才で100m走の世界記録を作った日本人の話も放映されていました。


もし、碧水会で100才超(カテゴリーN)のエイトが組めたら、出場するだけでそのまま世界記録となるでしょう。自分の最期の日が来るまで健康な体でボートを漕ぐことに挑戦してみようではありませんか。介護施設の世話にならずに自力で生活し、目標を持ってスポーツを楽しみながら、誰も悲しむことのない最後の日が迎えられたら、人生の過ごし方として最上ではないかと思っています。