場所:大阪府立漕艇センター(浜寺コース)
[大阪マスターズ参戦記
KF 500m (G)=S52クルー]
S熊谷、3新藤、2高橋、B荒川という同期の中でもいまだにしょっちゅう漕いでるのがメンバーだと聞かされて、私にとって卒業以来の初レースだが、このクルーなら放っておいても勝手にゴールまで運んでくれるだろうと、気軽にCOXを引き受けたのだが…レース前夜に新藤が体調が悪くて漕げないと言い出した。
あの新藤がダウンするとはよっぽど悪いに違いない。代わりに誰が漕ぐ?真っ先に名乗りを挙げたのは、松村さん。「俺がこいでやるよー!それとも岡本、漕ぐ? 新藤COXだと重いよっ」そりゃもう疲れを知らぬ松村さんにお願いしました!
ところが、翌朝、新藤の体調が回復して漕げそうだというんで、荒川からは熊谷と高橋に「サイド負けしないようにネ!」と強気の発言も飛び出していたが…昼前にやっぱりダメだ!とメンバーが二転三転して気持ちが定まらない中、松村さんは終始元気いっぱい、やる気満々でした。
さて、小雨模様となってくる中、船台を離れ練習を始めると、熊谷の顔が歪んでる。「このシート、コロが全然動かない。前に出れないよー!」まずいな。やはりストサイに曲がるかな?と思いつつスタート練習に入る。
スタートの掛け声が変わって、「○○いいか?」の後すぐに「レディー、GO」となるらしい。スタリキは5本+5本でいくことになったが、やってみると、「GO、2、3、スタリキいくー、さあいこう!1本、2本、3本、コンスタントいく、さいこう!」と大声はシドロモドロ。
COXもまずいんでないのか? スタート位置のブイに繋がれたペットボトルはうまく掴めたが、「落ち着いていこう」の掛け声とは裏腹に全然落ち着かない。
いつの間にかGO!2、3、(あれっ?バウサイに曲がってるじゃん!松村さんと荒川はさすがに4レース目やから…)スタリキいくよ!(どんどん曲がる!)モーターボートからは「碧水会!」と注意が飛び、コンスタントー!「碧水会!」が2度、3度ときて、ますます慌てる。気が付いたら、十分出遅れてる。
50年クルーにも出られてるやんけー!これはいかんと、「強蹴りー、5本」と焦るが、熊谷の苦しげな顔を見て、いやいやここは「大きく漕ごう!」とスパートに備えたつもりだったが…うん? ゴールが近い…スパート!スパートー!最後でかわしたか?ほぼ同着でゴールした。正式記録では0.26秒差で50年組に勝利した格好でしたが、COXとしては反省しきりでありました。
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