2019年6月30日日曜日

大阪マスターズ参戦記 M1X 1000m (G) 

令和元年(2019)6月1日(土)
場所:大阪府立漕艇センター(浜寺コース)


[大阪マスターズ参戦記 M1X 1000m (G)]荒川裕明S52

シングルでの参加は今年2年目。昨年は強豪達が運良く別レースに組み込まれた(本大会は同じカテゴリーの中でも年齢順に組まれるようだ)ため1位となったが、それでもゴール前の追い上げは厳しくなんとか逃げ切った、というかつかつの1位。今年はその強豪たちがGカテを卒業しHカテへ移動、しかし若い選手が新たに参加している。

ざっと事前調査すると、6コースにパルテの熊谷君、彼は同期だが2年程前に膝を手術し練習中断、腹の出具合から完全復帰には至っていないと思われるが要注意。5コース私で、4コースに団塊号の長野さん。彼は今年のマシンローイング60歳以上の部での全国3位、2000mの社会人選手権60歳以上で常に決勝に残る実力者です。一昨年はその社会人選手権で彼に負けておりますが、元々彼は2000mを得意としており付け入るスキはあるはず。4コース瀬田漕艇クラブのOさんの実力不明、2コース小野湖ボートクラブRさんは昨年勝っているので問題なさそう、1コース龍水会Fさんも不明。という事で1ー3コースは問題なく4ー6コースの戦いと考え、特に4コースに注意した。彼に勝つにはスタートで先行するしかない。出来れば艇が見えない水が空く程度まで。


ところで今回、前に行う自分のダブルスカルのレースのスタート時間とシングルのスタート時間が50分程度しかない。なのでダブルレース終了後の艇片付けは空いている人にお願いし、シングル艇も同時に持って来てもらい、さらに事前に受け付けも終了、自分は台船上オールを持って移動するのみ、という際どい岸蹴り。

因みにダブルのレースも厳しかったのでほとんど足は使い切っていたが少しでも休もうとノーワークでスタート方向へ向かう。熊谷君には明日の同期ナックルレースの為に無理しないよう伝え、4コースに的を絞る。皆さんの協力のおかげでなんとか逝きかけた足は復活してきたような気はするが、何しろアップするより休んだ方が有利と考え、脚力は試さずスタートまでは水上をタラタラ行ったり来たり。

で、スタート。使いやすいオールを持参したせいか特に引っ掛かりや切り込みもなく普通に加速、スタリキ終了時には他艇に1艇身以上の差が付いた、3コース以外は。ん?3コース誰だっけ?半艇身くらいで200m過ぎても付いてくる。しかし、今年については30本ローイング10セット、乗艇後の5000mエルゴ、等ダブル練習で取り入れた持久力アップの練習の効果か、艇速をあまり落とさずに1000mを漕ぎ切る自信が付いていた。

いずれ3コースは落ちてくると考え4コースの出方に注意しながら漕ぐ。案の定400mあたりから4コースが出てくる、というより3コースが落ち、4,5コースの1.5艇身差がそのまま続く。

700mまでは勝利を意識せずただ長野さんに追い付かれないよう我慢、残り200mとなりやっと勝てるかも、と欲がわきスパートに入るが力が出ない。仕方ないのでレートを上げて何とかゴールを突っ切る。

終わってみると2艇身程度の差で勝てたようだが疲労困憊、一刻も早く休もうと台船に向けて漕ぎ着けようとすると、まだ着けないでと止められる。見ると言い付けを守った熊谷君と1コースがまだレース中で審判艇の白旗が上がっていないのに気が付く。やれやれ兎に角も2連覇達成。

確かに超強豪達の間で、このGカテだけちょっとゆるい状態ではあり、Hカテに入学した松村さんにはGカテであのタイムで勝つなんて何と運のいいやつだ、と言われますがちゃんと風も吹いていて、それなりに大変だったのです。来年あたりさらに強豪がGカテに入学してきそうなので、運も尽きる。新しいゆるい種目を開拓しなくてはならない。


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